令和 4年 2月9日 水曜日
仲畑流万能川柳より
毎日新聞・季語刻々より
春立つや愚の上に又愚にかへる 小林一茶
【解説】1873(明治6)年に太陽暦が採用されたが、それ以前の立春はほぼ元日に重なる。つまり、古典の季語「立春」「春立つ」は新年の始まりでもあった。この一茶の句も61歳の年を迎えた感懐だ。前書きに、無能無才も「齢を延べる薬」(長生きの薬)だろうか、とある。長生きを人間本来の愚かさに近づくことと見た一茶、なかなかにしたたかかも。
令和 4年 2月9日 水曜日
仲畑流万能川柳より
毎日新聞・季語刻々より
春立つや愚の上に又愚にかへる 小林一茶
【解説】1873(明治6)年に太陽暦が採用されたが、それ以前の立春はほぼ元日に重なる。つまり、古典の季語「立春」「春立つ」は新年の始まりでもあった。この一茶の句も61歳の年を迎えた感懐だ。前書きに、無能無才も「齢を延べる薬」(長生きの薬)だろうか、とある。長生きを人間本来の愚かさに近づくことと見た一茶、なかなかにしたたかかも。
令和 4年 2月8日 火曜日
仲畑流万能川柳より
毎日新聞・季語刻々より
春の水所々に見ゆるかな 上島鬼貫
【解説】季語「春の水」「春水」は、量が急に増えたと感じる水である。雪解けなどで川や池などの水かさが増すのだ。この鬼貫の句の春の水も、所々へあふれ出た水である。元々は水のなかった所に春の水が光っているのだろう。ともあれ、「春の水」が季語になったのは、春を待っていた人々の喜びがきらめく水と重なったからに違いない。
令和 4年 2月7日 月曜日
脳トレ川柳より
毎日俳壇より
竹生島うすずみ色に風花す
令和 4年 2月6日 日曜日
脳トレ川柳より
毎日俳壇より
掃除機に追はれて吸はれ冬の蠅
令和 4年 2月5日 土曜日
仲畑流万能川柳より
毎日俳壇より
水仙の香りふくらむ日向かな
令和 4年 2月4日 金曜日
仲畑流万能川柳より
毎日俳壇より
最終便雪を巻き上げ着陸す
令和 4年 2月3日 木曜日
仲畑流万能川柳より
毎日新聞・季語刻々より
うとうとと生死の外や日向ぼこ 村上鬼城
【解説】それぞれの季語には本意がある。季語を成立させている約束の核心が本意だ。「日向ぼこ」の本意は「日向でぬくもって、ふっくらした状態にあること」。ふっくらとしてこの句のような境地にひたること、それがまさに「日向ぼこ」なのだ。